☆意外と知らないハチ公の真実☆
こんにちは。
いよいよ桜も開花?
でも、昨日は雨が降り、時より強い風が吹いていましたね。
そんな中、東京大学まで行ってきました。
決して私の母校ではありません、、、念のため(笑)
みなさん、ハチ公はご存じですよね?
そう、あの渋谷駅前で帰ってくるはずのない飼い主、上野教授を
待ち続けていたと言う秋田犬です。
昨日はそのハチ公の真実を知るためセミナーに参加してきました!
写真は東京大学にある上野教授とハチ公の銅像です。
これはハチ公没後80年を記念して建てられたものだそうです。
tripadvisorでも高い評価を得ているようです。
ハチ公は1923年11月に秋田で生まれました。
生後50日(今なら違法です、、、汗)で秋田犬を懇願していた
上野教授の所にやってきました。
実際、上野教授と過ごしたのはわずか1年半ぐらいだったそうです。
私は長く一緒に居て忠犬になったと思っていたので改めてびっくりしました。
教授が亡くなった後、渋谷駅で帰るはずのない飼い主を待っていると言う
話がとても有名ですが、実は、、、
その頃の東京大学農学部は駒場にあり、教授は大学までハチと歩いて通っていたそうです。
えっ!渋谷じゃないの?
そうなんです。教授の家は渋谷と駒場の間にあり、普段は渋谷とは逆方向に
通勤していたんだそうです。
渋谷へは出張や別の場所に行く際に行っていたそうです。
毎日、同じルートではなかったのに教授没後、渋谷にハチひとりで行けたなんて
凄いですよね。
わが家のるいくんはきっと公園へは一人で行けそうですが、、、(笑)
ハチは秋田犬の中でも相当賢かったようです。
その頃の秋田犬は闘犬の要素が強かったようで気性が荒い犬だったそうです。
(洋犬を混ぜてそのようにブリードしたみたいです)
その中でもハチはたぐいまれなおとなしい犬だったそうでいじめられていたと言う
話も残っています。
子どもに落書きされたと言う話もあるそうです。って相当ですよね(^^;
秋田犬は大型犬で(私は渋谷の銅像ぐらいのサイズだと思っていました)耳がたっていて
しっぽは巻いているのが通常だそうです。
秋田犬は数年前、愛犬家プーチン大統領に被災地支援のお礼としてプレゼントされ、
以来、海外では人気がある犬種だそうです。
最近では冬季オリンピック・フィギュアスケート金メダリスト、ギザトワ選手が新潟合宿の際、秋田犬と出会い夢中に。
ついには金メダルのご褒美に秋田犬をプレゼントされることになったとか。
過去にはあのヘレンケラーも秋田犬を飼っていたとか。
日本では住宅環境などから小型犬が人気ですが、海外では秋田犬が人気みたいですよ。
うちに秋田犬が居たら、、、と考えると(^^;
前にお話した通りハチの時代は闘犬要素が強く、その後、徐々に本来の秋田犬に
戻すと言う保存活動が進み、現在はかなり穏やかなわんこになっているそうです。
そんな秋田犬のハチ。11歳で亡くなった後、当時としては珍しく解剖され、剥製となっています。
さすが東京大学農学部教授が飼われていたと言うだけありますね。
ハチの死因は主にフィラリアからの血液循環不全。
フィラリアは現在ではあまり見られなくなりましたが、外飼いが多かった当時は
死因のトップでした。更に感染症で亡くなる率もかなり高かったようです。
当時の寿命はわずか2、3歳。医療、飼育環境が変わった現在ではびっくりするほど短いですね。
ハチの胃袋の中には折れた焼き鳥の串がいくつか残っていたそうです。
渋谷駅で待っているときに屋台の人があげたりしたんでしょうか?
しかし、串のままって、、、(^^;
ただ、この串は死因とは関係ないそうです。
さすが大型犬、串を食べても胃は無事だったんですね。。。って凄いですよね。
また、最近の医療技術で再度、保存されている内蔵を調べたところ
心臓や肺にがん細胞が存在したそうでそれも死因のひとつのようです。
当時は寿命が短かったこともありがんで亡くなるわんこは居なかったそうです。
現在ではがんは死因のトップですよね、、
この焼き鳥に関しては諸説あるみたいです。
上野教授が渋谷駅から帰ってくる際にハチにご褒美として焼き鳥をあげていたとか。
その焼き鳥が欲しいためにハチは渋谷駅に行っていたとか。
ハチが渋谷駅に通いだしたのは上野教授が亡くなってかなり経過してから。
しかも朝9時ごろ(屋台が出ていない時間帯)と夕方と一日に二回、
通っていたなどのことからご褒美欲しかった説は薄そうな気がします。
ハチが渋谷駅に通い始めたきっかけもはっきりとしていません。
わんこは飼い主が亡くなったと言うのは実際には理解していません。
(死ぬと言う意味で)
ただ、教授が自分のもとから居なくなったと言う事実は理解していて
教授が亡くなった後は長い間ふさぎ込んでいたそうです。
その後、幾人かの飼い主を経て数年後、上野家に出入りしていた植木職人に
飼われることになり渋谷近くに戻ってきました。
渋谷駅に通いだしたのはその後のことだそうです。
何がハチを渋谷駅に導いたのでしょうね?
まだまだ、ハチ公、わんこについては分からないことがたくさんあります。
これからも色々学んで行けたらいいなと感じました。
ハチ公の剥製は国立科学博物館に展示されています。
私は一度、訪問したことがありますが恐竜やタロジロに気を取られて
ハチ公を見た記憶がなかったので改めて訪問したいと思っています。
ハチ公の臓器(汗)に関しては東京大学農学資料館に展示されています。
興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか?
東京大学に入学するのは大変ですが、見に行くのは誰でも大丈夫ですから。
こちら白根記念渋谷区郷土博物館にもハチ公にまつわる資料が展示されているようです。
お出かけに最適な季節(花粉症の方をのぞく)、わんこの雑学を学ぶのも楽しいかもしれませんね。
余談ですが、写真の銅像はハチ公没後、80年(ハチじゅうねん)を記念して建てられたのですが(前述)
このデザイン、当初は教授とハチの目線を合わせた教授が膝をついていると言う
構図だったらしいのですが(愛情をかけていることが伝わると言う意味で)
実際、モデルを作ったときに教授がハチに襲われているように見えかねない、、、
と言うことで現在の立位モデルとなりました。
制作者は他のハチ公像を制作した人も検討されたのですが、どうも実際のハチと似ていないことから若手アーティストを探し、依頼したようです。
この銅像は海外でも有名でアメリカのABBEY GLEN PET MEMORIAL PARKと言うところに依頼されレプリカが作られました。
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